犬の運動、大切なのは「ラスト数分」。犬の生活の質を高める、運動としつけの関係
前回は、運動の「量」よりも、その後の「状態」に目を向けてみましょう、というお話をしました。今回は、どんな状態をつくればいいのか、運動の「終わり方」についてです。
犬の運動について、あらためて考えてみる。 ―「運動したか」ではなく「どんな状態か」という視点―
犬の運動について考えるとき、私たちはつい
「何をしたか」「どれくらいやったか」を基準にしてしまいがちです。何分歩いたか。どれくらい走ったか。今日は運動できたか、できなかったか。
それらは間違いなく大切です。ただ、それだけで犬の運動を捉えるのではなく、新しい視点を加えてみてもいいのかもしれません。
なぜ「おいで」を無視される? 愛犬が喜んで戻る「呼び戻し」の新ルール
ドッグランで愛犬の名前を呼んでも、視線を逸らして聞こえないフリ。 「どうして来てくれないの?」と、寂しくなる瞬間です。
でもそれは、嫌われているわけではありません。 ただ、「戻ると楽しいことが終わってしまう」と知っているだけなのです。
帰宅時の犬の興奮を落ち着かせる方法
ドアを開けた瞬間、体当たりする勢いで飛びついてくる愛犬。
全身での歓迎は愛おしいけれど、止められないほどの興奮を前にすると、「これでいいのだろうか」と不安がよぎります。
そんな興奮を「穏やかなただいま」に変えるための、ちょっとしたコツについてお話しします。
なぜドイツの犬は、カフェで眠れるのか?
ドイツのカフェでは、足元で眠る犬の姿をよく目にします。
彼らが静かなのは、特別におとなしいわけでも、 疲れ切っているからでもありません。彼らは「何もしないこと」を、知っているのです。
愛犬との穏やかな暮らしをかなえる、肯定のルール
僕たちは時として、この二つを混同してしまいがちです。
たとえば、愛犬が足元で静かにしているとき。 それが「叱られるのが嫌でじっとしている」のか、 それとも「安心してリラックスしている」のか。そんな関係を育てるのに、 無理にコントロールしようと、肩に力を入れる必要はありません。
道草する犬。犬が鼻で感じ取る世界。
「道草を食う」という言葉には、どこか「無駄な時間」という響きを感じる。 でも、犬たちとの散歩においては、この道草が大切なんだと、そんなふうに思っている。
すべてはここから始まります。犬との暮らしを支える、3つの基礎
新しい家族を迎えたとき、私たちはつい「何を教えようか」と焦ってしまいます。
トイレ、オスワリなど、 教えるべきことは山のようにありますが、具体的な行動を教える前に、もっと大切な準備があります。
「ダメ」と止めるより、「正解!」と伝える。正の強化でつくる、犬との叱らない暮らし。
犬の行動を変えたいとき、ぼくたちはつい「どうやってやめさせるか」を考えてしまいがちです。でも、本当に大切なのは「代わりに何をしてほしいか」を伝えること。