TRAINER

inuaは、「しつけ」という言葉を、あまり使わない。ぼくらがしつけと呼ぶものは、「犬と人が共に歩む」暮らしのプロセスそのものだと思うから。

佐藤 雅一

千葉県生まれ。2002年より、作業療法士として人のリハビリテーションに従事し、人の生活を支援するという経験を重ねる。
そのかたわら、JDBA(日本ドッグビヘイビアリスト協会)にて、犬の行動変容(行動分析学)と心理学を学ぶ。

2023年秋、パートナー犬のノアと『inua』を始める。

帽子と眼鏡をかけた男性が芝生の上で犬と一緒に座っている風景。夕焼けの空が背景に広がる。
木製のデッキの上に座るビーグル犬。背景は白い壁と木の縁取り。

ノア

2021年、群馬県生まれ。この年の秋、家族となる。
2023年、inuaのパートナー犬として活動を開始。
2025年秋、髄膜腫が見つかり病と全力で闘うが永眠。

精一杯生きた4年間の人生に幕をおろす。

人はつい、犬の「吠え」や「興奮」といった行動を「問題」や「欠点」としてとらえてしまう。

inuaでは、そうした行動をその子の「本質」だとは考えない。
それは、暮らしの中で「学習した」結果であり、 間違いなく、その子の「声」だから。

彼らが「なぜ、そうするのか」、それを誠実に、深く理解することから、ぼくは始める。