すべてはここから始まります。犬との暮らしを支える、3つの基礎

新しい家族を迎えたとき、私たちはつい「何を教えようか」と焦ってしまいます。

トイレ、オスワリなど、 教えるべきことは山のようにありますが、具体的な行動を教える前に、もっと大切な準備があります。

それは、言葉の通じない彼らと、どうやって意思疎通をするのかという「共通言語」を持つことです。

すべてのトレーニングの土台となる、3つの基礎について考えてみました。

1. 愛犬の「嬉しいこと」を知る

トレーニングやしつけとは、犬にこちらの要求を押し付けることではありません。 「こうすると、いいことがあるよ」と伝え、彼らが自発的に動きたくなるように導くことです。

そのためにまず必要なのは、愛犬にとっての「嬉しいこと」が何かを知ること。

それは、おやつでしょうか。 それとも、お気に入りのボールでしょうか。 あるいは、優しく撫でられることかもしれません。

何が好きで、何に喜ぶのか。

まずは愛犬をよく観察し、彼らが目を輝かせる「ご褒美」を見つけること。 それが、最初の一つです。

2. 「イエス」の合図を決める

言葉が通じない相手に、「今の行動であっているよ」と伝えるのは難しいものです。

だから、正解の瞬間を切り取る、短い合図を決めてはどうでしょう。 「イエス」や「いいこ」といった、短い言葉。

「この言葉が聞こえたら、必ずいいことがある」。 そのシンプルなルールが、二人の言葉代わりになります。

3. 名前を呼んで、目を合わせる

名前を呼ぶこと。

名前は、叱るための言葉ではありません。 「こっちを見て」という合図であり、「いいことがあるよ」という知らせでもあります。

名前を呼んで、目が合う。 そこから、コミュニケーションが始まります。

静かな部屋で、名前を呼んで目が合ったら、「イエス」と伝えて、ご褒美をあげる。 そんなシンプルなやりとりを、積み重ねていってください。

「嬉しいこと」を知り、正解の合図を決め、名前を呼んで目を合わせる。

この3つがあれば、これから教えたい行動も、直したい困った行動だって二人で学んでいけます。

焦らなくて大丈夫。 まずはこの小さなやりとりから、始めてみてください。

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