馬と犬の共通点

あけましておめでとうございます。 2026年、午年(うまどし)が始まりました。

新年の始まりに、今年の干支にちなんで「馬」について考えてみました。

現代の馬のトレーニングと犬のトレーニングには、とても多くの共通点があります。

それは、精神論ではなく、行動の科学に基づいているということ。 そして、僕たち犬の飼い主が、犬とどう向き合うべきかという「姿勢」について、馬はとても大きなヒントをくれる存在です。

コントロールできない「大きさ」

馬と犬の違いは、やはりその「大きさ」です。

体重500kgを超える馬を前にすると、人間の力なんて、本当にちっぽけなものだと気づかされます。

嫌がる馬を力づくで動かすことも、走り出した馬をリード一本で止めることも、できません。

力で勝てない相手だからこそ、納得して動いてもらうしかありません。

恐怖で支配するのではなく、 「こちらの合図に従うほうが、安全でいいことがあるよ」 と、理解してもらうこと。

そうしないと、お互いの安全すら守れないからです。

では、犬の場合はどうでしょう。 犬の多くは、人間が力で制御できてしまう大きさです。

リードを強く引けば止まりますし、抱きかかえて動きを封じることもできます。

ですが、「もし愛犬が、馬のように500kgあったとしたら」どうでしょうか。

僕たちは今と同じ方法で、リードを引くでしょうか。 それとも、もっと違う方法で、彼らと接するでしょうか。

共通する「学習のルール」

見た目も大きさも違いますが、馬と犬には、大切な共通点があります。

それは、「学習のルール」が同じだということです。

二人とも、行動したあとにどんなことが起きたか。 それによって、次の行動が決まっていきます。

馬の場合、力ではどうにもならないので、自然とこのルールを大切にすることになります。

「こうすれば安心できる」「こうすればいいことがある」と、相手に伝えるのです。

これ、犬に対しても同じですよね。

たとえリードで制御できる大きさであっても、力に頼らず、この「学習のルール」を使って伝えること。

それが、馬と犬、どちらとも信頼関係を築くための一番の近道なのではないでしょうか。

大きさが違っても

500kgの馬と、足元の愛犬。

これだけ大きさが違うのに、関わり方やトレーニングの方法は同じです。

種もサイズも超えて、同じ「学習のルール」で会話ができる。 これって、すごく面白いことだなと思います。

相手が大きくても小さくても、やることは変わりません。

そのシンプルで奥深いトレーニングを、今年も愛犬との暮らしの中で楽しく学んでいきたいと思います。

あなたと愛犬との暮らしが、より穏やかなものになりますように。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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愛犬との穏やかな暮らしをかなえる、肯定のルール