こんな悩みでも相談していいですか?犬のしつけ相談で迷っている方へ
相談する前に迷うのは自然なこと
犬との暮らしで困っていることがあっても、「これって相談してもいいのかな」と迷うことはありませんか。
吠える、興奮する、散歩でリードを引っ張る、家の中でも落ち着きにくいなど、日々の中では気になっていることがあっても、「この程度で相談していいのかな」「まだ申し込むほどではないかも」と思ってしまうことがあります。
それに、犬のことを大切に思っているからこそ、「自分の接し方が悪いのかな」「うまく説明できないまま相談してもいいのかな」と感じて、問い合わせる前に立ち止まってしまうこともあると思います。
でも、最初から悩みをきれいに整理できていなくても大丈夫です。今の暮らしの中で困っていることや、気になっている場面があれば、そこから一緒に整理していくことができます。
犬の問題かどうか分からなくても、相談して大丈夫です
「これは犬の問題なのかな」「自分の接し方が悪いのかな」「生活の中で何か合っていないのかな」と、はっきり分けて考えるのは簡単ではありません。
犬との暮らしの中で起きる困りごとは、原因が一つだけということはあまりありません。犬の学習してきたこと、その日の体調や疲れ、家の中の環境、飼い主さまの声のかけ方や動き方など、いくつかのことが重なって、今の様子につながっていることがあります。
だから、相談する前に「これは犬の問題です」と決めておく必要はありません。散歩、来客、物音、家の中での過ごし方など、暮らしの中で困っている場面があれば、まずはそのまま相談してください。その場面を手がかりにして、一緒に見ていくことができます。
犬の行動だけでなく、暮らしの中で何が起きているかを見ていきます
吠える、興奮する、リードを引っ張る、落ち着きにくいなどの行動があると、どうしてもその行動だけに目が向きやすくなります。
けれど、その行動をどう止めるかだけを考えても、うまくいかないことがあります。どんな場面で起きているのか、その前後に何があるのか、犬がどのような状態になっているのかを見ていくことで、必要な対応が見えやすくなります。
たとえば、散歩中に吠える場合でも、相手との距離、歩き始めてからの時間、周りの音や動き、その日の疲れ、飼い主さまのリードの持ち方や声のかけ方など、関係していることはいくつもあります。
そうした暮らしの中の流れを一つずつ見ていくことで、「犬が悪い」「飼い主さまが悪い」と決めつけるのではなく、どこから整えていけばよいのかを考えやすくなります。
相談を考えてもよいサイン
「どのくらい困っていたら相談してよいのか」は、判断しにくいところだと思います。大きなトラブルになっていなくても、犬との暮らしの中で同じ困りごとが繰り返されていたり、人も犬も疲れやすくなっていたりするなら、一度相談を考えてよいのではないでしょうか。
たとえば、次のような様子はありませんか。
同じ困りごとが何度も繰り返されている
散歩中の吠え、来客への反応、物音への反応、家の中での落ち着きにくさなど、同じような場面で困りごとが続いている場合は、その行動が起きやすい条件を整理する意味があります。犬も人も疲れてきている
吠えや興奮そのものだけでなく、その後に犬がなかなか落ち着かない、飼い主さまも散歩や来客のたびに気を張ってしまうなど、暮らしの中で負担が大きくなっている場合は、どこに無理が出ているのかを一緒に確認していくことができます。自己流の対応で安定しない
おやつを使う、声をかける、避ける、距離を取るなどを試していても変化が安定しない場合は、方法が悪いというより、使うタイミングや場面の選び方、犬の状態の見方を整理することで、進め方が見えやすくなることがあります。
相談する目安は、「犬が大きな問題を起こしているかどうか」だけではありません。毎日の暮らしの中で、人も犬も少しずつ無理をしているように感じるなら、そのことを一度、言葉にしてみるだけでも大切な整理になります。
まずは、今の暮らしで困っていることを一緒に整理しませんか?
ここまで読んで、「うちのことも相談していいのかな」と感じた方は、まずは今の暮らしの中で困っていることを、そのまま聞かせてください。
最初から、原因をはっきり説明できなくても大丈夫です。
「散歩のときに困っている」「来客や物音への反応が気になる」「家の中で落ち着きにくい」「どう関わればよいのか分からなくなっている」など、今感じていることから整理していくことができます。
犬との暮らしは、犬だけが頑張るものでも、飼い主さまだけが我慢するものでもありません。犬と飼い主さまが生涯を通して心地よく暮らしていくために、今どこで負担が出ているのか、どこから整えていけそうかを一緒に考えていきます。
気になることがあれば、まずは今の暮らしで困っていることを一緒に整理しませんか?